■Waffle Cellの設定


Waffle Cellの設定を行い、利用できるようにします。

Ubuntu、Waffle Cellのインストールが終ったら、設定を行います。
本章で行う操作は全てWaffle Cell上で起動したブラウザから、
Waffle Cell設定ページ(http://localhost:8000/settings/) にアクセスして行います。

ここで説明する作業は以下の4つです。作業自体はそれほど複雑ではありませんので、
落ち着いて説明を読んで作業してください。

1:Waffle Cellの名前を設定する(必須)
 最初に登録したホスト名をWaffle Cellに設定します。

2:「一般ユーザー名」「一般パスワード」の設定(普通は必須)
 Waffle Cellを利用するユーザーのためのID(一般ユーザー名)とパスワードを設定します。

3:共有領域の設定(必要に応じて設定)
 ファイル共有領域のアクセス権限の設定等を行います。

4:「事前共有キー」の設定(VPN接続を行う場合は必須)
 VPN接続をする際に必要な「事前共有キー」を設定します。

■Waffle Cellのブラウザで登録済みホスト名の設定をする


最初にWaffle Cellに名前(ホスト名)を付ける作業を行います。

UbuntuをインストールしたPC(=Waffle Cell)でブラウザを起動
URL欄に「http://localhost:8000/settings/」と入れWaffle Cell 管理者ログイン画面にアクセス
「管理者ユーザー名」「管理者パスワード」を入れてログイン
右のサイドメニューから「登録済みホスト名設定」を選択
登録済みホスト名設定下記の通り入力します。
  • Waffle Computer 設定ページで登録したホスト名
  • 同じく、ユーザー登録したメールアドレス
  • 同じく、ユーザー登録したパスワード
「設定する」をクリックして作業完了です。

※「ユーザー登録したメールアドレス・パスワード」は
「Waffle Cellパスワード関係記入用紙」のH01,H02になります。
 →詳しい説明

■Waffle Cellアップデート


Waffle Cellのメニューに変更が入っているので、アップデートを実行します。

L.<ホスト名>.wafflecell.com → [管理ページ]でログイン
右サイドメニュー[サービス追加] → [Update]タブ → サービス一覧のアップデート 実行。


サービス一覧のアップデート を実行した後、
Waffle Cellアップデート001、002、VPN対策 → アップデート。

右サイドメニュー[設定TOP]クリック。
右サイドメニュー [シャットダウンなど] → reboot 実行。

※基本OSのアップデートは前章の apt get~ でアップデート済なので、実行する必要はありません。

■一般ユーザー名の登録


Waffle Cellを利用するユーザのID(一般ユーザ名)とパスワードを発行します。

発行した「一般ユーザー名」「一般パスワード」を作成したWaffle Cellを利用させたい人に渡します。
「一般ユーザー名」「一般パスワード」があれば、以下の機能が使えるようになります。

1.Waffle CellのHDDのユーザー領域にアクセスできるようになる(ファイル共有)
2.「外にあるPC」からWaffle CellにVPN接続出来るようになる(ただし「事前共有キー」の設定が必要)

ちなみに管理者自身にも「一般ユーザー名」「一般パスワード」の発行が必要です。
「管理者ユーザー名」「管理者パスワード」ではWaffle Cellの一般機能は利用できません。

発行できる数は数十人程度を想定しています。多数の発行をご希望の場合はご相談下さい。

用語集も合せてご覧ください。

一般ユーザー名 新規登録

UbuntuをインストールしたPC(=Waffle Cell)でブラウザを起動し、
URL欄に「http://localhost:8000/settings/」と入れてアクセスすれば設定画面が表示されます。
「管理者ユーザー名」「管理者パスワード」を入れてログインします。
右側のサイドメニューから「ユーザー設定」をクリックします。

下記の画面が表示されます。


Waffle Cell 一般ユーザー作成画面になるので、各項目を入力します。
作成する
一般ユーザー名
新規登録する「一般ユーザー名」を設定します。この名前はWaffle Cellにアクセスするユーザーの名前になります。
半角英数字で4~16文字で、先頭は英字にする必要があります。記号は使えません。
必ず小文字を使ってください。大文字は使わないでください。大文字を使うとメールが使えなくなります。
例:○「satohiroshi」 ×「SatoHiroshi」 ×「sato_hiroshi」
設定パスワード新規登録する「一般パスワード」を設定します。半角英数字5~16文字ですが、仮想デスクトップを使う場合は半角6文字以上で設定します。記号は使えません。必ず小文字を使ってください。
共有領域名ユーザーがアクセスできる共有領域の設定をします。後から共有領域を追加することもできます。
管理者ユーザー名Waffle Cell管理者のユーザー名(Waffle Cellパスワード関係記入用紙のU01)
管理者パスワードWaffle Cell管理者のパスワード(Waffle Cellパスワード関係記入用紙のU02)

各項目入力したら「作成する」をクリックして作業完了です。
これで一般ユーザー名の登録完了です。

詳細に就きましては下記をクリックしてください。
 →詳しい説明

■共有領域の設定


Waffle CellのHDDに領域(フォルダ)を作成し、
社員皆がアクセスしてデータのやり取りが可能です。

なお、ここで作成したフォルダは、全て自動的に先頭に Sh. が付きます。
ShはShearedの頭文字で「共有用のフォルダ」を意味します。

「この領域は営業部員だけがアクセスできる」
「この領域は総務部員だけがアクセスできる」
というようにユーザーごとにアクセスできる領域を設定することもできます。

共有領域の設定は必須ではありません。必要に応じて行ってください。

詳細に就きましては下記をクリックしてください。
 →共有領域の設定

■Waffle Cellで事前共有キーの設定


「外にあるPC」からWaffle CellにVPN接続する時に「事前共有キー」が必要になります。

「事前共有キー」とはVPN接続時に認証用として使うパスワードのようなもので、
Waffle Cell 1台につき、「事前共有キー」 1つを設定します。

逆にWaffle Cellを社内LANとしてのみ使っている場合(=VPN接続しない場合)
「事前共有キー」の設定は必要ありません。
「事前共有キー」の設定は、Waffle Cell上から行います。

実際の手順

UbuntuをインストールしたPC(=Waffle Cell)でブラウザを起動し、
URL欄に「http://localhost:8000/settings/」と入れてアクセスすれば設定画面が表示されます。
「管理者ユーザー名」「管理者パスワード」を入れてログインします。
右側のサイドメニューから「事前共有キー」をクリックして設定します。
「事前共有キー」は半角6~32文字で入力します。記号は使えません。



「事前共有キー」を入力したら、
 ・管理者ユーザー名
 ・管理者パスワード
を入力し「設定する」をクリックします。
これで「事前共有キー」の登録完了です。

注意
  1. 例えば社員10人の会社がWaffle Cell 1台を導入した場合、「事前共有キー」は1つ必要になります。
  2. 本ページでの事前共有キーの設定は「インストールUSBを購入した方用」です。Waffle Cellプレインストールモデルを購入した方は、 同梱の取扱説明書に記載されている方法で、事前共有キーを設定してください。